「家族が嫌いで上手なコミュニケーションが取れない」「子どもから家族が嫌いと言われてしまって、どうすれば良いのか分からない」
家族が嫌いだと、思うようなコミュニケーションが取れず、距離感を感じてしまいます。中にはたった1つの行動で決別してしまい、会話すらなくなってしまう家族・家庭も少なくありません。
とはいえ、家族が嫌いになる原因や対策が分からないと何をすれば良いのか分からないですよね。
- 家族が嫌いな心理状況や関わりたくない人の特徴
- 子どもが関わる上でストレスに感じていること
- 家族が嫌いな人に感じたらチェックしたい5つの対策
- 家族のメンタルケア・子育て支援は注目されている
- 家族のメンタルケアをするなら家族療法カウンセラー講座の受講がおすすめ!
子どもは親の発言・行動を見て成長します。本記事を読めば、あなたが子どもと関わる行動や考え方の見直しができるキッカケになりますよ!
家族が嫌い・関わりたくない心理状況や理由7選
家族が嫌い・関わりたくない心理状況や7つの理由を詳しく紹介します。
- コミュニケーションの取り方が分からない
- 自分の主張を聞いてもらえない
- 独自のルールについていけない
- 親の距離感が近くてプレッシャーがかかる
- 過去にあったトラウマや出来事
- 親の喧嘩を見る機会が多い
- 兄弟・姉妹がいなくて一人っ子
家族が嫌いになる7つの理由や原因を詳しく紹介していきます。あなたが子ども・家族と接する上で当てはまることがないか考えてみましょう!
コミュニケーションの取り方が分からない
家族が嫌いで関わりたくない1つ目の心理状況は、コミュニケーションの取り方が分からなくてモヤモヤするためです。
素直に表現できた想いや発言は、年齢を重ねて家族と時間を過ごしていくうちに恥ずかしさや照れくささから思うような伝え方が分からなくなってきます。
特に反抗期や思春期の子どもは、承認欲求だけでなく反発心も生じるため、心のバランスが保ちにくいです。
例えば、学校での出来事を急に話さなくなる・交友や恋愛関係の話題から遠ざけるなどもコミュニケーションの取り方が分からなくて家族が嫌い・関わりたくない原因の1つになります。
家族が無理にコミュニケーションを取ると子どもは心が遠ざかります。適度な距離感や心の内側の引き出しが大切です。
自分の主張を聞いてもらえない
家族が嫌いで関わりたくない2つ目の心理状況は、自分の主張を聞いてもらえないためです。
子どもは伝えたいことやアピールしたいことを家族に読み取ってほしいと考えます。特に学校に通っている子どもは、先生に気づいてもらえない・認めてもらえないなどの社会的欲求や承認欲求が満たされていない可能性があります。
- 先生に伝えたいことが上手く伝わらなくて悩んでいる
- 家庭内では伝わってほしいと思うが読み取ってくれない
- 自分のことは誰もみてくれないと自暴自棄になる可能性
つまり、学校だけででなく家庭内でも理解してもらえないと感じると家族との距離感やストレスを感じて嫌いになります。
「どうせ自分なんて…」と考え出すと、家族とは関わりたくないと感じてしまうでしょう。
独自のルールについていけない
家族が嫌いで関わりたくない3つ目の心理状況は、独自のルールについていけないためです。
子どもは大人の都合に合わせることがストレスに感じる場合は少なくありません。
例えば、内閣府の調査によると小学生の90.7%は門限が決まっていると回答されたデータが公表されています。門限自体はよくあるルールですが、時間や状態は家庭ごとに異なるでしょう。
子どもは人と違ったことにストレスを感じる場合があります。家族の中の独自ルールにストレスを感じて嫌いになることは多いですね。
親の距離感が近くてプレッシャーがかかる
家族が嫌いで関わりたくない4つ目の心理状況は、親の距離感が近くてプレッシャーがかかるためです。
子どもは発達・成長段階ごとに対応や距離感を見直す必要があります。特に青年の子どもは反抗期に入ることも多く、幼少期のような距離感は嫌がられるだけでなく、親の期待感から圧力に感じてしまいます。
- 親:距離感を近くしたい
- 子ども:距離感が近いのは嫌
→家族の距離感やバランスの崩れから関わりたくない
親と子どもの気持ちのバランス調整は難しいです。適度な距離感を保つためには、心理学や家族療法カウンセラー資格の勉強がおすすめになります。
過去にあったトラウマや出来事
家族が嫌いで関わりたくない5つ目の心理状況は、過去にあったトラウマや出来事からストレスを感じるためです。
子どもは過去の嫌な出来事の記憶は鮮明に覚えていたり、PSTDの経験があれば何度もフラッシュバックしてしまう可能性があります。
万が一トラウマになった原因が家族にある場合は、同じ過ちや繰り返しの失敗をしたくない気持ちが強くなり関わりたくなくなるでしょう。
親の喧嘩を見る機会が多い
家族が嫌いで関わりたくない6つ目の心理状況は、親の喧嘩を見る機会が多くて家族と同じ空間にいたくないためです。
子どもにとって大人は憧れでもあり、将来の目標とも言えます。
つまり、自分が憧れている大人同士が言い争いや喧嘩をしている姿を見ると、話したくない・関わりたくないとネガティブな印象が強くなります。
他にも兄弟・姉妹と大人が喧嘩をしている光景を見ても嫌な感情になりやすいです。子どもにとって心が休まる空間でトラブルが起きていると、居場所がないと考えてしまうでしょう。
兄弟・姉妹がいなくて一人っ子
家族が嫌いで関わりたくない7つ目の心理状況は、兄弟や姉妹がいなくて一人っ子のためです。
子どもが一人っ子の場合は、家庭内で比較されることが少なく、親が過保護になりやすい傾向があります。
例えば、買い物や友人とのお出かけ・食事なども親が1つ1つ確認すると、何も話したくない気持ちになります。
- 家庭内で比較される状況が少ない
- 一人っ子の場合は親が関与しやすい
- 親の距離感が近すぎるとストレスに感じる
- 適度な決定権を与えた方が信頼感が増える
大切にされることは嬉しくても、全て親が関与する状況が続けば、面倒くさい気持ちが優ってしまい関わりたくないと考えるようになるでしょう。
一度ストレスや抵抗を感じてしまった場合は信頼を取り戻すまで時間がかかります。家族療法カウンセラーの勉強もおすすめですが、子どもの自主性を考えてあげることも大切ですよ!
家族が嫌い・話したくない人の特徴
家族が嫌いで話したくない人の特徴を紹介します。
- 親に縛られたくない・自立したい
- 否定的な対応をされたトラウマがある
- 選択肢が一つしかなくて不安に感じている
子どもに該当している特徴がないか考えてみましょう。
親に縛られたくない・自立したい
家族が嫌いで話したくない人は、自立したい気持ちが強い可能性が高いです。
家庭内の狭い空間しか知らないと、学校生活や友人と接する上で恥ずかしい思いをする子どもは少なくありません。新しい世界を知った後はワクワクした気持ちが勝り、親の支配下だけで留まりたくないと感じるでしょう。
- 家庭内の世界しか知らずに学校・友人関係で新しい世界を知った
- 自分で新しい道にチャレンジしたい・殻を破りたい
- 趣味や興味関心がある出来事が見つかって価値観が変わった
- 親が知らないことに興味を持って否定されたくない
例えば、子どもがサッカー選手を目指していて親が有名監督であれば学べることが多いですが、子どもの目標と親の状況のバランスが崩れていれば縛られたくない感情が大きくなります。
一方で、親・大人の価値観に子どもを合わせさせようとすると、家族の空間が嫌いになり、ストレスに感じるでしょう。
大人の事情を子どもに押し付けるとストレスから嫌気がさします。自主性も子育てをする上で必要なスキルです。
否定的な対応をされたトラウマがある
過去に否定的な対応をされたトラウマから家族が嫌いになる子どもも少なくありません。
子どもは親や大人に認めてもらいたいと考えています。
新しい発見やチャレンジをする場合に否定・ネガティブな言葉ばかりを並べてしまうと、子どものモチベーションが低下し「どうせ否定されるから…」と2度と相談したいと思わなくなります。
- 新しいチャレンジをしようとしたけど、すぐ反対された
- 時間をかけて計画を練ったのに頭ごなしに否定された
- 大人は何も知らないのに…と意思疎通ができなくなる
子どもは大人の反応を見て感情を抱きます。コミュニケーションや距離感が心配な場合は、子どもの気持ちを引き出した上で、否定する場合でもダメな理由を明確にしてあげると良いです。
そのほか、自己肯定感を高めて上げる工夫やチャイルドカウンセラー・家族療法カウンセラーの勉強をする方法もおすすめです。
選択肢が一つしかなくて不安に感じている
選択肢や選べる方向が1つしかないと、本当に信頼できるのか不信感を抱きやすいです。
家族が嫌いになるよりも一緒にいる空間にストレスを感じると、距離感を感じてしまいます。
大人の都合で選択肢を制限させすぎると、関わりたくない感情が強くなるので注意が必要です。
子どもは大人の行動や発言をよく見ています。自主性を高めるためにも発達や成長に適した子育てがおすすめですよ!
家族が嫌い・関わりたくない子どもの対策5選をピックアップ!
家族が嫌い・関わりたくない子どもの対策を紹介します。
- 子どもが自立できる空間を作る
- 子どもの意見を聞き入れる
- あえて家族の距離を広げる
- 自分も不安なことを伝える
- 家族療法カウンセラーの勉強をする
子どもとのコミュニケーションや子育てに悩んでいる場合は参考にしてみてください。
対策①:子どもが自立できる空間を作る
1つ目の対策は、子どもが自立できる空間を作ることです。
子どもは親や大人を見て育ちますが、自主的な行動や発想を大切にすることで自分らしさを見つけ出せます。
大人の都合で一方的な意見を伝えるのではなく、子どもが自ら考えて行動できる空間・時間を意識すれば「自分も1人の人間として認められている」と自己肯定感が高まるでしょう。
- 大人に言われたことだけでなく、考える時間を見直す
- 子どもが自ら発想して行動しやすいサポートを徹する
- 行動した後の状況を見て良し悪しを判断・伝えてあげる
手を差し伸ばしたい気持ちをグッと堪えて、子どもが自ら行動できる空間を考えると良いです。効率だけが全てではないですよ!
対策②:子どもの意見を聞き入れる
2つ目の対策は、子どもの意見を聞き入れることです。
子どもは成長と共に承認欲求・社会的欲求が高まります。特にスマートフォンの普及により、大人が想像する以上の欲求が高まり、場合によってはSNSやインターネットに関連したトラブルも多発しています。
SNSやインターネットの情報を鵜呑みにして間違えた行動を犯さないためにも、子どもの意見を取り入れることは大切です。
まずは否定から入らず、子どもが何を伝えたいのか考え、心の内側を引き出すようにしましょう。
子どもの意見を聞き入れることで、大人には気づかない発見や子どもならではの考えが浮き彫りになりやすいですよ!
対策③:あえて家族の距離を広げる
3つ目の対策は、家族間であえて一定の距離を広げてみることです。
家族の絆が深いほど、情報共有や知っていて当たり前の関係になります。一方で、距離が近すぎるあまり、家族の行動・発言がストレスに感じて嫌いになる子どもは少なくありません。
疑問に感じたら首を突っ込みたくなる気持ちは分かりますが、あえて距離を置いて、子どもから自主的に話すまで待つことも対策の1つです。
子どもの行動に目がつくと、何をしているのか・大丈夫なのか心配になりますよね。
しかし、子どもは大人が思っている以上に成長スピードが早く、自主性を求めています。
中途半端に大人が話に介入すると、家族が嫌いになり、心の内側を打ち解ける機会を減らすリスクがあります。子どもが自主的に話すまで待つことも子育てをする上で重要なポイントです。
子どもの自己肯定感を高める目的でも一旦立ち止まる勇気も大切です。大人の都合に振り回さないように注意が必要ですね!
対策④:自分も不安なことを伝える
4つ目の対策は、自分も不安に感じると正直に伝えることです。
子どもにとって大人や家族は正解だと感じており、失敗はしない人間だと思い込む場合があります。しかし、目の前の家族や大人が完璧だと感じていると、思うような行動や発言ができなくなります。
大人にも不安や失敗があることを子どもに伝えることで、関わりにくい・ミスは許されないなどのプレッシャーから解放がしやすいです。
例えば、家族の失敗談や子どもの頃の体験談を積極的にして上げると、失敗しても良いと肩の荷がおります。
子どもだけでなく、大人・家族も不安に感じることがあると伝えていき、関わりたくない抵抗感を払拭していきましょう。
完璧な人間とずっと一緒にいると疲れますよね。大人だけでなく、子どもも同じ状況であることを忘れないようにしましょう!
対策⑤:家族療法カウンセラーの勉強をする
5つ目の対策は、家族療法カウンセラーの勉強をすることです。
家族療法カウンセラーは大手通信講座のキャリカレで目指せる民間資格になります。子どもの心の内側や家族のコミュニケーションスキルを見直せるため、関わりたくないと抵抗を感じる状況の緩和を目的としても活かせます。
心理学やカウンセリング技術がなくても基礎から学べるため、挫折することなく子育てや家族との接し方で活かせるスキルを習得できます。
- 家族療法の基礎から学べる勉強内容
- 子育てを中心のケースタディが充実している
- チャイルドカウンセラー講座とセットがおすすめ!
通信講座 | キャリカレ |
資格名 | 家族療法カウンセラー資格 |
受講料 | |
勉強方法 | テキスト 映像講義 |
勉強期間 | 4ヶ月間 |
添削 | 添削4回 |
サポート | 無制限の質問 最長700日間まで延長 |
資格の勉強が抵抗に感じるかもしれませんが、家族が嫌いになりバラバラになった後では遅いです。
子どもとのコミュニケーションや温厚な家族関係を目指すためにも、1日15分の勉強で専門的な知識を身につける方法も選択肢として考えると良いでしょう。
家族が嫌い・関わりたくないは悪いことではない
子どもが家族を嫌い・関わりたくない理由は7つ想定できます。
- コミュニケーションの取り方が分からない
- 自分の主張を聞いてもらえない
- 独自のルールについていけない
- 親の距離感が近くてプレッシャーがかかる
- 過去にあったトラウマや出来事
- 親の喧嘩を見る機会が多い
- 兄弟・姉妹がいなくて一人っ子
とはいえ、家族のことが嫌い・関わりたくない感情は子どもが悪いわけではなく、生活している環境が原因になるでしょう。
特に3つの特徴に当てはまる子どもは、嫌いな環境で生活している可能性が高いです。
- 親に縛られたくない・自立したい
- 否定的な対応をされたトラウマがある
- 選択肢が一つしかなくて不安に感じている
家族や大人ができる対策は、子どもを強制的に心変わりさせることではなく、自主性や自己肯定感を高める方法です。
具体的な対策や子どもとの適切な関わり方が分からない場合は、キャリカレ家族療法カウンセラー講座を受講すると1日15分の勉強だけで日常生活の中で活かせる心理学・カウンセリング技術を習得できます。
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